神経ブロックについて

神経ブロック-当院の特徴

当院は、神経ブロックに運動療法を併用して痛みの治療を行なう診療科です。


● 神経ブロックについて
神経ブロックは注射器と針を用いて痛みの部位もしくはその痛みの原因となっている神経もしくはその周辺に局所麻酔薬(時にはがん性疼痛などではアルコール、フェノール、高周波熱凝固などで長期の神経破壊を行う)で痛みをとる治療です。作用時間は1-2時間と短時間の作用で手術の局所麻酔に使用されているものと同じでものです。ある時間がたてば元に戻る非常に安全な薬です。
神経ブロックの欠点は針で注射するということによる、出血と感染が問題となります。ワーファリンなど血を止めにくくする薬を内服している人、出血傾向のある人、糖尿病や高血圧がコントロールされていない人、当日透析を予定されている人、発熱などで感染が疑われる人ではブロックを行うことはできません。

● 当院で行っている神経ブロック治療
神経ブロックはブロックされる神経とブロックする手段によって分類されます。ブロックする神経には体性神経(運動神経、知覚神経)ブロック、交感神経ブロックがあり、ブロックに使用する薬には局所麻酔薬、神経破壊薬、熱凝固などがあります。外来治療では局所麻酔薬による交感神経ブロックと局所の浸潤ブロックがよく行われます。体性神経ブロックは疾患の診断と治療として、レントゲン透視下、あるいは超音波ガイド下に腕神経叢ブロック、神経根ブロック、椎間関節ブロックなどが行われます。

● 外来でよく行われている神経ブロック治療

当院でよく行われている治療に次のものがあります。

  • 1 硬膜外ブロック
  • 2 星状神経節ブロック
  • 3 肋間神経ブロック
  • 4 肩甲上神経ブロック、腕神経叢ブロック
  • 5 三叉神経ブロック
  • 6 後頭神経ブロック
  • 7 局所浸潤ブロック、トリガーポイント
  • 8 関節腔内注射

適応となる疾患

□ 全 身
帯状疱疹(後神経痛)、悪性腫瘍による疼痛、外傷後疼痛、反射性交感神経性萎縮症

□ 頭 部
筋緊張性頭痛、片頭痛、群発頭痛、その他の頭痛、脳血管障害

□ 顔 面
三叉神経痛、非定型顔面痛、舌咽神経痛、顎関節痛、その他の顔面痛

□ 頚肩上肢
頚椎症、頚肩腕症候群、頚椎椎間板ヘルニア、外傷性頚部症候群、肩関節周囲炎、五十肩、胸郭出口症候群、頚椎椎間関節症、テニス肘、掌蹠膿疱症

□ 胸背部
肋間神経痛、胸椎椎間関節症

□ 腹部内臓
急・慢性膵炎、腎・尿管結石、慢性内臓痛、月経困難症

□ 腰下肢
脊椎管狭窄症、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、腰痛症、椎間関節症、骨粗鬆症、圧迫骨折、術後性腰痛、変形性腰椎症、変性すべり症、分離・すべり症、腰椎捻挫

□ 四 肢
カウザルギー、変形性膝関節症、膝痛、関節痛、断端痛、幻肢痛、パージヤー病、急性動脈閉塞症、閉塞性動脈硬化症、関節リウマチ、手根管症候群、腱鞘炎、糖尿病、絞犯性神経障害

□ 会陰部
尾骨痛、痔核、痔瘻、睾丸痛、肛門痛

□ 麻 痺
顔面神経麻痺(とくにベル麻痺、ハント症候群)、外傷性神経麻痺、橈骨神経麻痺、尺骨神経麻痺

□ 痙 攣
顔面痙攣、眼瞼痙攣

□ その他
レイノー病、レイノー症候群による痛み、しもやけ、凍傷、冷え症、メニエール病、突発性難聴、慢性副鼻腔炎、創部遷延治癒、下腿潰瘍


硬膜外ブロックについて

この治療法は硬膜外腔に局所麻酔薬を注入し血行を良くし痛みをとる方法です。 治療時は痛い方を下にして、えびのように背中をまるくしてベッドに横になってください。(両手で両膝をかかえる)背中を消毒し痛み止めの注射をしてから治療をします。治療後は痛い方を下にして15分、その後は楽な姿勢で、約1時間ベッドでお休みください。治療効果として痛いところがあたたかくしびれたようになって痛みをとります。約1時間たってしびれがとれてから起きてください。安静中気分がわるくなった時はお知らせください。

星状神経節ブロックについて

この治療は首にある交感神経節に局所麻酔薬を注入し、頭・顔・首・腕・上胸部への血行を良くする方法です。

  • ・治療時は仰向けに寝て、まっすぐ天井を見てください。首を充分に露出して下さい。
  • ・ネックレス、スカーフなどはずしてくたさい。
  • ・首から肩の力を抜いて、手は体のわきにおいてください。
  • ・首を消毒し、ガーゼをおいて、注射をして治療を終わります。
  • ・治療後は治療した箇所を反対の手で5分間きちんとおさえてください。
  • ・40分間(次回からは30分間)ベッドで静かにお休みください。

治療の効果として、次のような症状が現れますが、2時間位で、もとの状態にもどります。

  • ・治療した側の顔から手にかけてあたたかくなる。
  • ・治療した側のまぶたが重くなり眼が充血する。
  • ・治療した側の鼻がつまる。
  • 時に、次のようなこともあります。

    • ・声がかすれる。声が出ない。
    • ・のどがつまる。
       ※このような時は、咳ばらいをしない。普通の声にもどるまで、食べたり、飲んだりしないよう気をつけてください。
    • ・手がしびれたり、力がはいらなくなった時は、その手で物を持ったり、手をついたりしないように気をつけてください。
       必ずもとの状態にもどります。


ご予約/お問い合わせ

当院は事前予約制です

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